観察力のトレーニングでやりがいのある仕事

看護師として活躍できるようになりたいと考えていたものの、小児科に来て働いてみるとあまりやる気が湧いてこないという状況に陥ることがある。小児の患者を相手にするのに苦労してしまって、だんだんと仕事に前向きに取り組めなくなってしまう場合は少なくない。しかし、看護のスキルアップのために頑張ろうという気持ちが残っているなら、看護師としてかけがえのない能力を成長させる機会にできる。

看護のスキルアップを実現するために欠かせない能力に観察力がある。小児科では小児の患者を相手にすることになり、必ずしも話していることが全てであるとは限らない。むしろ患者の仕草をよく観察して様子を察する必要性が高いのである。観察力を身につけるためのトレーニングの場として捉えるとやりがいが生まれてくるだろう。他の年齢の患者を相手にするよりも観察力が生かせる現場であり、看護師としてよく患者を観察できるようにならなければ仕事が務まらない可能性すらある。

今までやりがいがないと考えていたのは、そもそも自分に観察力が足りなくてトレーニングを必要としている状況だからということもあり得る。言葉では伝えてくれないことまで読み取る力を身につけようと考え、日々欠かさず実践的にトレーニングをすることによって小児の患者を相手にしても看護師としての役割が果たせるようになるだろう。その結果として小児科の看護師として働くこと自体にもやりがいを見出だせるようになる可能性も十分にある。